ハンガリー国立歌劇場(Magyar Állami Operaház)は、ハンガリーの首都ブダペストにあるネオルネッサンス建築の歌劇場です。
当時の、オーストリア ウィーンのオペラ座より、大きく造ってはいけないとのお達しにより、小ぶりに造られていますが、その内装は非常に豪華絢爛です。「世界一美しいオペラ座」とさえ、言われています。
このオペラ座は、1858年皇帝フランツ・ヨーゼフによって建てられました。しかし、フランツ・ヨーゼフは、たった1回しかこのオペラ座に訪れなかったそうです。
しかし、その妃であるシシィことエリザベート皇后は、よくこの劇場に足を運んだといいます。そのシシィが歌劇を見た席は、今でもシシィのボックスと言われています。
当時は富裕層のみが、この美しいオペラハウスに足を運ぶことが許されましたが、現在ではすべての人々に開かれており、学生割引やツアー、そして様々なイベントが提供されています。
いざ、ハンガリー国立歌劇場に着くと、現在改装工事中でシートに覆われていたため、外装を見ることはできませんでした。
中に入ると非常に美しいホールが開けています。
館内に入って右手のチケット売り場で、チケットを購入します。カードも利用できます。
日本語ガイドはなく、ハンガリー語、ドイツ語、イタリア語、英語の4種類の言語がありました。英語ガイドで不安だったのですが、ガイドのお姉さんの英語が分かりやすく、結構理解することができたので良かったです。
館内にお土産ショップがあったので、ツアー時間までお土産を見てぶらぶらしていました。
ツアーでは、各部屋をまわりながら、オペラ座が作れられることとなった歴史的背景や、各部屋の絵画や大理石などの解説をしてくれます。
当時の貴婦人たちが、長くて絢爛なドレスを身にまとっても昇り降りしやすいように、階段の幅は広く、段差も低めに造られているそうです。
最後には、この階段の中央でミニコンサートが行われます。
こんな間近でオペラを見ることができるなんて!!
思っていたよりも、本当に目の前でパフォーマンスしてくれます。感動的でした。
ブダペストの王道観光名所ではないかもしれませんが、行って非常に良かったです。
「オペラはちょっと敷居が高くて…」「ドレスコードって必要なの?持ってきてないよ…」という方でも、ツアー(三ニコンサート付)なら、リーズナブルで気軽に、オペラ文化を楽しむことができます。
ぜひ、訪れてみてください!